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舞台音響設備

舞台音響設備

舞台音響設備は舞台に設置される諸設備の中でも、
一番日進月歩が激しい分野です。

精密な電子機器が多いので、
メンテナンスにも気を使いますが、
すぐに陳腐化してしまうという意味では他の設備機器にひけを取りません。

録音再生機器である、カセット、CDプレーヤ、MD、DATなどは、
だいたい5年も使えば減価償却してしまいます。

システムの中心を構成する音響調整卓や出力架も、
せいぜい10年でしょう。

一昔前のアナログ型の機器は15年以上経っても使えるものがありましたが、
現代の最新機器は寿命そのものよりも時代遅れとなる傾向の方が強いようです。

スピーカ類も15年以上経つと、ドライバや振動板がへたってきて、
設置当初の能力を発揮できなくなってきます。

何よりも10年も経つとより高性能のスピーカが開発されているので、
10年前の機器では見劣りがしてしまうというのも、
更新のひとつの理由になっています。

舞台と客席や音響調整室を結ぶ回線数の不足も問題となります。

最近では機器の高性能化に伴い、
高度なオペレーションが要求される事が増えてきているからです。

もし、現在の舞台音響設備が大規模な改修を行うことなく、
15年以上経過しているのであれば、
ほぼ全面的な改修が必要です。

残す音響機器はほとんどないので、
新築時とほとんど同じ金額がかかると思ってだいたい間違いはないです。

ただし、新築のときにどれほど実際の施設利用に見合ったものとなっていたかは、
舞台運営に携わるスタッフから意見を聞いた方がいいでしょう。

当初は設置されていたが、ほとんど使わない、
もしくはなくても問題はないという機器もあるからです。

音響設備全体のパフォーマンスを最大限活かすには、
不具合の発生した機器のみを単発で更新する事はあまり得策ではありません。

機器の更新時期がばらばらになることにより、
常に最も性能が落ちた機器に全体の能力が引っ張られてしまうからです。

カセットやMDなどの備品予算で賄えるものは、
その都度更新すべきですが、
音響調整卓やパワーアンプが更新時期に来てしまったら、
音響設備全体の改修を考えた方が長い目で見れば得策です。

TEL 03-5695-9303 9:00~17:30(月曜~金曜)

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